ラムの昔カレー

こんばんは!
すっかりご無沙汰していた山元です。
暑い暑いと文句を言ってる間に秋の気配が入りだしましたね!
皆さまは今年の夏の思い出を作りましたか?
山元はとにかく家にこもって暑さから逃げてましたので何にも無いです!!
本当に何にも無いです!!

という事で、今回は今年の夏は〜去年の夏は〜とかではなく昭和までタイムスリップしたカレー🍛
あの、一度は食べたことのある黄色い昔カレーです。

昨今のラーメンや中華事情、ひいてはカクテル事情までもが昔のスタンダードな一品を今だからこそ出来るブラッシュアップをする事によってネオノスタルジーという新しいカテゴリーになっているのはご存知でしょうか?

例えばジントニック。
元はジンにトニックを注ぐスタンダードなカクテルですが、トニックウォーターだけだと甘すぎるということでソーダを少し足すことで辛さを出したり、ライムを絞る事で爽やかさを出したりするのは当たり前ですよね?
それが今ではスパイスをインフュージョンしたジンを使ったり、最後に冷燻をして香りをつけたり、ジントニックの名前はそのままに色んなバーテンダーがそれぞれの思うジントニックを作っているのが今のトレンドです。

今回の昔カレーは私が子供の頃に友達のお家に遊びに行った時にご馳走になり、
その当時市販のカレールーしか食べたことの無かった私がとても驚いたカレーを、今だからこそ手に入りやすくなったラム肉やスパイスをたっぷり使いブラッシュアップしたカレーです。
とても美味しくできたので是非レシピをどうぞ…


まずはラムの骨付きスネ肉で出汁取り。
沸騰したお湯で茹でこぼしたスネ肉を今度は水からコトコト6時間ほど煮込んで羊の香りたっぷりの出汁を取ります。
煮込んでいる間に具材となるラムの骨無しスネ肉や中落ちカルビ、ロースなどをヨーグルト、トマトペースト、カレー粉、ニンニク、チリソースに漬け込みます。
これで煮込んでも柔らかいお肉になりますし、色んな部位が指定で買える事によってトロトロになる部分や食べ応えのあるゴロッとした部分が出来て美味しい楽しいカレーになります!
ネオノスタルジー!!
まだまだラム出汁を煮ているのでマサラ作りも!

今回のマサラはターメリック、コリアンダー、クミン、白胡椒、アニスシード、シナモン、フェネグリーク、フェンネル、カルダモン、クローブ、マンゴーパウダー
唐辛子は登米産鷹の爪、羅漢、辛八房!
まろやかな優しい香りのスタンダードなスパイスに唐辛子の種を細かくミキサーで砕き、色味は黄色いままスパイシーさは感じるようなマサラに仕上げてます!
ネオノスタルジー!!


マサラが出来たらルー作り。
モッタリとした硬めのテクスチャーの昭和のカレーにする為に、ラードと小麦粉を粉っぽくなくなるまで30分ほど極弱火で炒めます。
茶色くならないように極弱火で丁寧に炒めたら、先程のマサラを投入し、こちらも粉っぽくなくなるまで炒めてルーの完成✨
この時点では昔では考えられないほどスパイスを入れているので黄色ではなく茶色いですね。
ネオノスタルジー!!

ルーが出来上がったらいよいよカレー作り🍛
旨味の素であるニンニク生姜をたっぷりのマスタードオイルで炒めます!
ここで出てきたマスタードオイル。
昔はインド以外のカレー情報なと皆無だったでしょうが、今はどんどん入ってくる時代。
昔のカレーを調べれば調べるほどスリランカの家庭料理パリップに似ているな〜という個人的見解からマスタードオイルを使ってみたした!
ネオノスタルジー!!

次にラム出汁の骨付き肉を取り出し骨を取り除いた肉の部分とたっぷりの玉ねぎ、ヨーグルトに漬け込んでいたラム肉、さきほど炒め終わった生姜ニンニクを投入。
茶色く炒めた玉ねぎではなくトロッと感が残るような煮玉ねぎにする事で昔っぽい味わいを残しました。
これはネオじゃなくノスタルジー!!
2時間ほど煮込んでラム肉が柔らかくなったところでルーを投入!
山元カレー史上一番固めのテクスチャーなので思いっきりかき混ぜて調和をとり、塩、アゴ出汁で味を調えたら完成✨✨

昭和の香りがするモッタモタのテクスチャーと溶ける寸前の煮玉ねぎ…
魚出汁とマスタードオイルによって感じられるスリランカのパリップのような…
スネ肉がトロトロになるまで出汁を取る事と小麦粉による旨味の閉じ込め方がパキスタンのハリームのような…
マンゴーパウダーやパームシュガーで優しい甘みを出し、たっっっっぷりのスパイスを入れる事で新進気鋭のインド料理にも負けないスパイシーさがある昔カレーの完成です!

昔カレーを知っている方には懐かしく、知らない方には新しく感じるネオノスタルジーなカレー、
もちろんBAR山元でご賞味頂けますのでどうぞご来店お待ちしております!

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是非ともよろしくお願いします🍛

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